TOPフォトレポート10周年記念セレモニー

10周年記念セレモニー


華蔵寺クリニックは2013年7月で開院から10周年を迎えました。
今回のフォトレポートでは、10周年の記念セレモニーの模様をお伝えいたします。


 記念セレモニー当日は、50名を超えるメンバーがケアルームに集まりました。
 新館でプログラムが行われるようになってから、ケアルームはメンバーの皆さんの憩いの場として使われています。以前はケアルームでプログラムを行うこともあったのですが、これほど沢山の人たちが集うことはめったにありません。

開会のあいさつ

そんな特別な雰囲気のなかで、セレモニーが始まりました。   「本日は病院創立10周年の晴れの日を迎えられましたことをお喜び申し上げます、…」「ぜひ20周年、30周年のお祝い日を迎えられるよう願っています。」 実行委員のHさんから、立派な開会のあいさつを頂きました。「準備しすぎると疲れちゃうから、あまりしないようにした」と言いながら、事前にパソコンで挨拶文を用意して、家でも読む練習をしてきたそうです。流暢な挨拶に、会場からは大きな拍手が湧きあがりました。

フォトムービー & ひとり一言

 ファーブラの10周年の歴史の振り返りとして、フォトムービーをみんなで見ました。
 開院の頃から今に至るまで、写真で振り返るとあっという間でした。たくさんのメンバーの姿が流れていって、その一コマ一コマを見ているだけで様々なことを思い出させられました。ファーブラという場が、ここを訪れる人たちにとってそれぞれの人生の交わる場所であることを感じさせる内容でした。何千枚もの写真から編集した、スタッフHさんの渾身の作品でした。
 その後のひとり一言ずつのコメントでも、デイケアでの思い出話や、日頃感じているファーブラへの感謝の言葉が続きました。普段は聞けない言葉を語ってくれたり、言葉に詰まって涙をこらえきれないメンバーやスタッフの姿もありました。

10年表彰

 この10年間ファーブラと関わってきた方への、10年表彰がありました。10名を超えるメンバーと、スタッフKさんとSさんが、阿部院長から賞状をもらいました。
 メンバーOさんは時に入院や休養をはさみながらの10年間で、「何ともいえないね〜」と言いながらもどこか嬉しそうな表情でした。

感謝状 & 院長あいさつ

 そして実行委員長のMさんから、院長への感謝状が贈られました。
「読む練習してなかったから緊張しちゃったよ、頭が真っ白になっちゃった」と、全体の司会もやり切ったあとで満足気に話してくれました。

【院長あいさつ】

 「実に平凡な感想なんですけど、10年って短いようで長いようで、なんだかよく分からないなという印象です。場の力をつけるということを最初から考えていて、試行錯誤みたいなことをやってきたような気がします」
 「その試行錯誤の段階で、いろいろ懐かしい思い出もあるんですけど、それと同時に途中で亡くなっちゃった人も相当いるんだなということを思います。そういう人たちを乗り越えて、今の場があるんだなという気がしますし、やっぱり僕らの力が足りなかったんだなという気がいたします」
 「近頃、スタッフの人たちとかメンバーさんがすこし偉くなりすぎちゃって、僕はすこしデイケアのことが分からなくなってきちゃったんで、もうあまり、医者の力そろそろいらなくなったな、という気が相当してきています。すこし余計なんじゃないですか、僕がいると(笑)」
 「デイケアでは、皆さんの方が力がついちゃって、その点に関しては、とても場の力がついてきたんだなと思います。皆さんありがとうございます。スタッフの皆さんもありがとう」

350名以上の方が、この10年間にファーブラを利用されました。デイケアを通じて、多くの方が人とのつながりを取り戻し、豊かな自分を築きあげてきました。
セレモニーの後も、ファーブラの日常は続いています。ありのままの自分を安心して表現し、共に支えあえる場があります。これからファーブラを訪れた方が、また新しい自分のなりの「物語」を紡いでいくことを、私たちは楽しみにしています。

Copyright 2010 KEZOUJI CLINIC